Kデスクトップ環境

2.4. root 権限について

シンセサイザが上手く動くにはリアルタイムの優先権が必要です。 それを確保するには方法が3つあります:

シンセサイザのラッパープログラム "artswrapper" に適切な権限を与える

  1. X ウィンドウでターミナル(kterm など)を開く (su を実行してパスワードを入力すると、root になれます。)

  2. artsserver.bin に権限を与える
       1    cd /usr/local/kde/bin
       2    chown root artswrapper
       3    chmod u+s artswrapper
    これによって artsserver は root 権限を自分で取れるようになるので、 以後気に掛ける必要がなくなります。

    このラッパープログラムは aRts-0.3.4 に追加されています。 シンセサイザ全体が root、または su-id の root として実行されることに対して、 セキュリティ上の注意が喚起されています。 ラッパープログラムはスケジューラのリアルタイムの優先権を得た後すぐに root 権限を失います。

    この解決法、実行が本当に安全かどうかについてのフィードバックを歓迎しております。

サーバを常に root で起動する

root になって、artsserver を手動で起動すれば、 artsbuilder を適切なリアルタイム設定で利用できます。 そして一般ユーザでも artsbuilder を起動できます。

root 権限を利用しない

これはあまりよくありません。 GUIを利用しているときにクリック音が出てクラッシュします。