Kデスクトップ環境

2.5. KOMリファレンス

KOMリファレンスカウンティングは、所有するオブジェクトを "高速"にするのに使用するべきでしょう。 これは、リファレンスにサーバオブジェクト上の振る舞いを直接カウントさせることによって、 オブジェクトのライフサイクルを直接操作できるようになります。 つまり CORBA リファレンスカウンタとは対照的です。 CORBA リファレンスカウンタは、遠隔オブジェクトの場合には、リファレンスカウンタはスタブオブジェクトに従って動作します。(これはローカルオブジェクトの違いです。この場合、スタブ = サーバオブジェクトです。) KOMリファレンスカウンタがゼロに落ちると、オブジェクトは破壊されます。 この崩壊は、他のオブジェクトへの全てのコネクションを閉じ、関連性は残すcleanUp()を呼ぶことによってなされます。 このコールが終了した後、オブジェクトは本当にリリースされます。 cleanUp()メソッドの再実装が必要かもしれません。 この場合は、以下の2つのことを忘れないでください:

このKOMリファレンス関係の概要として心に留めておいてほしいことは、リファレンスをオブジェクトに保たせておく方法が以下の3つあるということです:

ヒント:KOMVarテンプレートを使用するとKOMリファレンスを操作するのがより簡単になります。このリファレンスはCORBA _var形式と同じように使用することができます。