aRts はユーティリティ akaiparse で AKAI サンプル CD を読むことができます。 今のところ、これは S1000 サンプル CD に対してのみ使えます。 他の種類の AKAI サンプルとプログラミングスキルを持っている方は、 それらも扱えるようにユーティリティを拡張することを考えるのもよいでしょう。
CD には一般的に2種類のファイルが入っています。 サンプルとプログラムです。プログラムには、 どのサンプルをどれくらいの midi ピッチとベロシティで演奏するかを決めるキーマップが入っています。 現在、aRts は CD から抜き出したサンプルのみを利用できます。プログラムは利用できません。
CD にアクセスする方法は2種類あります。 ひとつは、CD 全体のイメージを作成し(1枚あたり650MBくらいはあるでしょう)、 それから akaiparse でイメージからサンプルを取り出す方法です。 イメージを作成するには、 dd if=/dev/cdrom of=<how_you_want_to_call_your_image> を実行します。 もうひとつは、akaiparse で /dev/cdrom をファイルの場所に指定して CD に直接アクセスすることです。
akaiparse では次のことができます。
akaiparse <file> <partition> ls
akaiparse <file> <partition> ls <directory>
akaiparse <file> <partition> get
akaiparse <file> <partition> get <directory>
<partition>はA, Bなどのパーティションレターかまたはすべてのパーティションを表示する'all'