Kデスクトップ環境

3.8. ストラクチャをまたモジュールとして利用する

複雑なストラクチャをまた1つのモジュールとして利用することが可能です。 興味深いことに、ストラクチャにはポートを与えることができます。 そのため、他のモジュールと同じように信号を処理することができます。 さあ、これでファンタスティックなリバーブを制作する凄い方法が見付かりましたよ。 リバーブを1つだけストラクチャに入れ、それにポートを、 たとえば2つの(ステレオ)入力ポート加え、そのうちの1つをリバーブのかかり具合にあて、 さらに2つの出力ポートを加えて、 そこからリバーブのかかった信号を出すようにすることができます。

そうしたら、それに Synth_COOL_REVERB みたいな名前を付け、 公開することができます。 同時に、モジュールメニューに新しいモジュールとして登場します。 そしてそれは他のストラクチャでモジュールとして利用することができます。

できのいいのをなくさないようにしたいなら、 そのようなモジュールを例えば Synth_COOL_REVERB.arts という名前で $HOME/arts/structures ディレクトリに保存しましょう。 毎回 aRts を起動した時にロードさせることができます ファイル名は <structurename>.arts のようにするのがポイントです。 「起動時の自動ローディング」を参照してください。